Fuka's Blog

アパレル界のひとりごと

アパレルを辞めたとき

アパレルを辞めて3ヶ月。

私はTwitterInstagramのアカウントを

新しいものに変え、新たにYouTubeもはじめました。

 

全てのSNSで"元ショップ店員"の肩書で

何かしらの発信をしています。

 

 

 

 

【退職の経緯】

 

たくさんの

「どうして辞めてしまうのですか?」の問いに

 

「次のステップに進みたいから」

そう答えるほかありませんでした。

もちろん決して間違いではありません

 

実際に私は数年前から

独立して自分の服屋を持つことが夢だと

多くの人に語ってきました。

 

ですが3ヶ月前に退職した時点で

その為に具体的に動いていたことは

何一つありません。

 

実際は今年(2019年)1月の時点で、

私の統括していたエリアの3月末での閉店と

それに伴う同期全員の解雇を言い渡され

その後なにをしたらいいのか全くわからず、

結局その先に希望は見出せないまま

たくさんのものを一気に失ったように感じた私は

燃え尽き症候群を起こした状態で

抜け殻のように店を去りました。

 

ただ頭の中では元々2019年内に

自らの意思で退職する考えはありました。

偶然にも会社からの指示が『3月末』となり、

その後の準備が整わないうちの退職となりましたが、

遅かれ早かれ訪れる別れには違いありませんでした。

 

 

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しかし5年間共にした店を更地にして

その後 何のテナントが入るのかも教えてもらえずに

明け渡すのは、やはり寂しいものでした。

 

 

所狭しと並んでいた商品も

壁中に貼られていたポスターやサインも

全てがなくなったその空間の広さ

 

カウンターに立つと

ガラス張りの入り口から入ってくるお客様が見える店舗でした。大好きな景色でした。

 

共に歩んできたひとつひとつが消えていく

 

真っ白になった店舗の景色もまた

私にとって忘れられないものです。

 

社会に出て5年

 

憧れだったその服屋で、

名ばかりでも『店長』として立っていた日々。

全てをその空間と、そこに関わる人たちにかけて過ごしてきた

 

あまりに大切すぎるその店との記憶は

 

3ヶ月なんて僅かな時間では

まだ寂しさを忘れさせてはくれません。